独自データ分析

Googleマップの「★4.0」は平均点 — 栃木県の飲食6,168店の評価分布をジャンル別に集計してみた

公開: 2026-07-27

お店を探しているとき、Googleマップの評価が「★4.0」と出ていたら、どう感じるでしょうか。 5点満点の4点ですから、多くの人は「まあ良いお店だろう」と受け取ると思います。 ところがガチスコ ヘルスケアが収集した飲食店6,168店の評価を集計すると、★4.0はまったく「良い」の位置にありませんでした。

この記事のポイント

  • 飲食店の評価は平均4.08・中央値4.1。★4.0は平均より下。
  • 「★4.0以上」で絞り込んでも67.4%が残り、ほとんど絞れていない。
  • 平均点はジャンルで大きく違う(フレンチ4.26に対しラーメン3.88)。
  • 「高評価」と言えるラインは飲食全体で★4.4以上(上位25%圏)。ラーメンは★4.2フレンチは ★4.6と、ジャンルで0.4点動く。

飲食店の評価は「4.1」に山がある

まず、評価がどう散らばっているかを見てみます。ガチスコ ヘルスケアが掲載している飲食店6,168店(19ジャンル)のGoogle生評価を、0.1刻みで数えたものです。

Google生評価の分布(飲食店6,168店・0.1刻み)

濃い色が★4.0以上。全体の67.4%を占めます。

山の頂点は★4.1、平均は4.08、中央値は4.1でした。 つまり★4.0前後というのは、飲食店の評価としてごく平均的な値です。 実際、★4.0の店より評価が高い店は56.5%あります。 ★4.0の店は、真ん中よりやや下ということになります。

★3.0未満の店は0.6%しかありません。 評価は3.5〜4.6あたりの狭い範囲に密集していて、下側にはほとんど店がない、という形をしています。

「★4.0以上」で絞っても、3分の2が残る

分布がこの形をしているため、よく使われる「★4.0以上の店から選ぶ」という絞り込みは、 実は平均以上のお店を表示しているに過ぎなかったのです。各しきい値で何店が残るかを見ると一目瞭然です。

しきい値残る店舗数全体に占める割合
3.0以上6,130
99.4%
3.5以上5,851
94.9%
3.8以上5,166
83.8%
4.0以上4,155
67.4%
4.2以上2,750
44.6%
4.5以上952
15.4%
4.8以上164
2.7%

★4.0以上に絞っても67.4%、つまり3分の2の店が残ります。 はっきり少数派になるのは★4.5以上(15.4%)まで上げてからです。 「★4.0以上」は、外れ店舗を弾いているという位置づけになります。

ジャンルによって「平均点」がまるで違う

ただし、ここまでの話がすべてのジャンルにそのまま当てはまるかというと、そうではありません。 「★4.0以上が67.4%」というのは飲食店全体をならした数字で、 ジャンル単位で見るとフレンチ85%からラーメン44%まで、倍近い開きがあります。ラーメンに限れば、★4.0以上の店はむしろ少数派です。

掲載店が30店以上ある19ジャンルについて、平均点の高い順に並べました。

ジャンル店舗数平均点中央値★4.0以上
フレンチ192
4.26
4.385%
カフェ1,034
4.22
4.382%
ピザ171
4.18
4.278%
イタリアン354
4.18
4.280%
カレー235
4.16
4.273%
洋食331
4.14
4.276%
寿司276
4.13
4.174%
パスタ205
4.13
4.178%
居酒屋・バー1,011
4.13
4.270%
スイーツ844
4.13
4.172%
和食543
4.12
4.171%
ベーカリー54
4.11
4.172%
韓国料理191
4.11
4.169%
焼肉278
4.08
4.165%
焼鳥246
4.08
4.167%
そば622
3.95
4.056%
中華料理568
3.93
3.949%
うどん311
3.92
4.054%
ラーメン985
3.88
3.944%

※ 棒の長さは最下位ジャンルを基準にした相対表示です(平均点の差が小さく、0起点では違いが見えないため)。 1店が複数ジャンルに属する場合は、それぞれのジャンルで数えています。

最上位のフレンチ4.26)と最下位のラーメン3.88)では、0.38点の差があります。 ★4.0以上の店が占める割合で見ると、フレンチ85%ラーメン44%です。

なぜこの差が生まれるのかは、この集計だけでは特定できません。 単価や利用頻度、来店時にお客さんが持っている期待値の違いなどが背景として考えられますが、 いずれも本集計からは検証できないため、ここでは「差がある」という事実の提示にとどめます。

地域について

この集計の対象は栃木県の飲食店6,168店です (宇都宮市30%、ほかに日光市・小山市・那須塩原市・足利市など県内全域)。ガチスコ ヘルスケアがクチコミを収集しているエリアが栃木県を中心としているためで、全国の平均点とは異なる可能性があります。ジャンルごとの店舗の多さや客層には地域性があるため、上の順位をそのまま他県に当てはめることはできません。 収集エリアが広がった際には、この記事の数値も更新します。

では、星いくつなら「高評価」と言えるのか

ここまでは「★4.0は高評価ではない」という話でした。では実際、いくつあれば高評価と言えるのでしょうか。 ジャンルごとに「その星以上なら同ジャンルで上位25%以内に入る」という最小の星を 割り出しました。飲食店全体で見ると、そのラインは4.4です (★4.4以上の店は全体の23.5%)。

ジャンル平均点上位25%のライン上位10%のライン
フレンチ4.264.616%4.78%
カフェ4.224.618%4.710%
ピザ4.184.523%4.77%
イタリアン4.184.519%4.77%
カレー4.164.523%4.79%
洋食4.144.518%4.76%
寿司4.134.516%4.74%
パスタ4.134.422%4.69%
居酒屋・バー4.134.521%4.77%
スイーツ4.134.517%4.610%
和食4.124.425%4.67%
ベーカリー4.114.424%4.66%
韓国料理4.114.516%4.610%
焼肉4.084.421%4.68%
焼鳥4.084.512%4.67%
そば3.954.314%4.46%
中華料理3.934.224%4.49%
うどん3.924.221%4.46%
ラーメン3.884.218%4.39%

※ カッコ内は、その星以上の店が実際にジャンル内で占める割合です。星は0.1刻みで同じ値の店が まとまって存在するため、ちょうど25%・10%にはなりません。 「25%以内に収まる最小の星」を採っているため、実際の割合は25%・10%より小さくなります。

ラーメンなら4.2で上位25%圏内に入りますが、フレンチでは4.6必要です。 その差は0.4点。ラーメンの★4.6は相当な名店ですが、フレンチの★4.6はようやく上位25%というだけの話になります。

注意点として、これは「同ジャンルの他店と比べて相対的にどこか」を示す線であり、 そのクチコミが信頼できるかどうかとは別の話です。 評価の高さは、投稿されたクチコミの中身次第で簡単に押し上げられます。

星の数は「ジャンルの平均との差」で読む

ここまでをまとめると、Googleの星を読むときのポイントは2つです。

  • ★4.0を「良い」と読まない。飲食店全体の平均は4.08、 ★4.0より上の店が56.5%あります。
  • 絶対値ではなく、ジャンルの平均との差で見る。上の表を基準にすれば、その星が同ジャンルの中で上か下かが判断できます。
  • 「高評価」の目安は飲食全体で★4.4以上(上位25%圏)。ただしラインはジャンルで動き、ラーメンなら★4.2フレンチなら★4.6が目安です。

もっとも、これは「そのジャンルの中で相対的にどのあたりか」がわかるだけで、 その評価自体がどれだけ信頼できるかは別の問題です。 クチコミの中身に不自然なものが多ければ、ジャンル平均との比較も意味をなしません。ガチスコ ヘルスケアでは投稿者の実績などをもとに信頼できるクチコミだけを選んでガチスコを算出しており、店舗ページではGoogle生評価と並べて表示しています。

読み方はガチスコの見方・使い方ガイドで解説しています。ジャンルごとの不自然なクチコミの多さについては業種別の集計記事をあわせてご覧ください。

集計について

  • 対象はガチスコ ヘルスケアが掲載している飲食19ジャンル・6,168店の Google生評価(2026-07-27時点のスナップショット)です。
  • 対象地域は栃木県のみです(他県の掲載店は含めていません)。 全国を対象にした集計ではありません。
  • 掲載店が30店未満のジャンルは、平均が安定しないため除いています。
  • Googleマップ上の評価をそのまま集計したもので、ガチスコ(当サイトの独自スコア)ではありません。