独自データ分析
Googleマップ評価とガチスコが大きく違う店では、何が起きているのか
公開: 2026-07-28
ガチスコ ヘルスケアの店舗ページには、Googleマップ評価と、 不自然なクチコミを除いて計算し直したガチスコが並んでいます。 この2つのスコアが大きく異なるケースをいくつか解説します。
この記事のポイント
- 2つのスコアの差は中央値0.13点。0.3点以上違う店は10.8%(448店)しかなく、最大でも1.12点。
- その448店を調べると、本文のない高評価レビューで星が持ち上がっていた店が76.6%で最多。
- 次に多いのが投稿数2件以下のアカウントによる高評価投稿(18.5%)、 最後が昔のレビューが高評価だった店(4.9%)。
- どれに当たるかは、店舗ページのクチコミの採用・除外の内訳を見ると判断できる。
Googleとガチスコの星は、どれくらい違うのか
対象は栃木県の飲食店のうち、Googleのクチコミが30件以上あり、 かつ採用したクチコミも30件以上ある4,165店です。 「Googleマップ評価 − ガチスコ」の中央値は0.13点でした。
スコア差の分布(栃木県・飲食4,165店)
- 0.1未満1,541店(37%)
- 0.1〜0.32,176店(52%)
- 0.3以上448店(11%)
上位1%でも0.52点、最大でも1.12点です。 ガチスコは不自然なクチコミを除いて計算し直すものなので、評価が半分になるような動き方はしません。 以降は、0.3点以上違った448店 (全体の10.8%)の話です。
スコアが大きく違う店の3パターン
448店を1店ずつ調べると、Googleマップ評価を持ち上げていたものは 3つに分かれました。
Googleマップ評価を持ち上げていたもの(0.3点以上違う448店)
- 本文のない高評価レビュー76.6%(343店)
- 投稿数2件以下のアカウントによる高評価投稿18.5%(83店)
- 昔のレビューが高評価4.9%(22店)
本文のない高評価レビュー
★4以上なのに本文がほとんど書かれていないクチコミが多く、文章の付いたクチコミだけで見ると評価が下がる店です。
実例(ピザ / 店名は伏せています)
Googleマップ評価 ★3.3(180件) → ガチスコ 2.53
クチコミの内訳(直近180件を分析)
中央値: 同じパターンの343店舗の統計
- ガチスコ採用(平均★2.58)92件(51%)
- 短文・定型文(平均★4.48)50件(28%)
- 投稿数2以下ユーザー(平均★3.29)38件(21%)
投稿数2件以下のアカウントによる高評価投稿
Googleマップにほとんど投稿していないアカウントからのクチコミが多く、その評価だけが他より明らかに高い店です。
実例(中華料理 / 店名は伏せています)
Googleマップ評価 ★4.0(479件) → ガチスコ 3.54
クチコミの内訳(直近200件を分析)
中央値: 同じパターンの83店舗の統計
- ガチスコ採用(平均★2.96)79件(40%)
- 短文・定型文(平均★4.62)13件(7%)
- 投稿数2以下ユーザー(平均★4.38)108件(54%)
昔のレビューが高評価
ガチスコが採点に使うのは直近200件までですが、Googleマップ評価は開店以来の全期間の平均です。昔の高評価が残り続けるため、最近のクチコミだけで見ると評価はもっと低くなります。
実例(ラーメン / 店名は伏せています)
Googleマップ評価 ★4.1(1,191件) → ガチスコ 3.52
クチコミの内訳(直近200件を分析)
中央値: 同じパターンの22店舗の統計
- ガチスコ採用(平均★3.54)152件(76%)
- 短文・定型文(平均★4.35)20件(10%)
- 投稿数2以下ユーザー(平均★3.39)28件(14%)
3つ目だけは性質が違います。実例のラーメン店はGoogleマップ評価が ★4.1(1,191件)ですが、 ガチスコが見ている直近200件は、 何も除外していない段階で平均★3.6しかありません。 Googleマップ評価は1,191件すべての平均なので、 クチコミが貯まった店ほど、最近の評価が落ちても表示上の星はなかなか動かないためです。
スコア差の大きさより、内訳を見る
3つのパターンは、読む側にとっての意味がまったく違います。 前の2つは、表示されている星が実態より甘いという話です。 一方3つ目は、昔は本当に評価が高かったけれど今は違うかもしれない、という話になります。 スコア差という1つの数字を見ているだけでは、この区別はつきません。
ガチスコ ヘルスケアの店舗ページには、そのお店のクチコミを何件採用して何件除外したか、 除外の理由は何かが出ています。スコア差が気になる店に当たったら、その内訳を見てください。 除外が投稿の少ないアカウントに偏っているのか、本文のない★4以上に偏っているのか、 それとも除外自体は少ないのに最近のクチコミが下がっているのかで、読み方が変わります。
スコアの見方そのものはガチスコの見方・使い方ガイド、除外率のジャンル差は不自然クチコミが多い業種のランキングで扱っています。
集計方法と注意点
- 対象は栃木県の飲食店のうち、Googleのクチコミが30件以上・ 採用クチコミが30件以上の4,165店です (データ取得時点: 2026-07-28)。採用が30件未満の店はガチスコを表示していないため除いています。
- 内訳は、収集済みのクチコミに採点ルール(総投稿数2件以下は除外、★4以上は本文の実質性を要求、 採点は直近200件まで)を当てはめて再現したものです。 ガチスコ本体はこのあとさらに補正を行うため、「残ったクチコミの平均★」とガチスコは完全には一致しません。
- パターンの判定は、その店で最もスコア差に効いていた要因を1つ選ぶ方式です。 実際には複数の要因が同時に効いている店が多いので、あくまで主な原因を表すものです。
- Googleマップ評価は開店以来の全期間・全投稿者の平均であるのに対し、ガチスコが見るのは 直近200件までです。「昔のレビューが高評価」は、この対象期間の差 (全期間の平均と直近200件の平均の開き)で検出しているため、 クチコミ件数が多い店ほど当てはまりやすくなります。
- 実例は個別の店舗を批評する趣旨ではないため、店名は伏せてジャンルと数値のみを載せています。